作成者: 昆寛(コン ヒロシ)

住まい環境プランニング(高性能住宅設計:技術顧問)

木製サッシの結露対策

今日の最低気温は-10℃前後の寒い一日でした。朝方の8時頃の外部温度は-5.1℃で室内は21℃の温度環境で我が家の木製窓が結露していました。我が家は21年前の1999年7月にデンマーク製の木製サッLOW−Eガラス(アルゴンガス入り)の窓を採用した家です。(当時としては最先端で木製でドレーキップ、オーニング、ヘーベーシーベを採用)写真のように木製サッシであってもガラス下端に結露が発生し、水玉ができています。表面結露の集合体(水)です。この時の結露発生付近の相対湿度は53.9%で温度は15.3℃を示していて露点温度は6.0℃を計測しています。つまり、この窓付近の温度が6.0℃になると表面結露が発生しますよ!ということのお知らせなのですが、それではどの部分から露点温度に達するのでしょうか?その、結露が発生するポイントを探します。

冬に見る断熱、気密性能のものさしとは?

ツララ」は冬の風物として愛着のあるものです。昔は田舎の茅葺の家などの軒先は1mものツララが垂れ下がり棒でたたいて落としたり、チャンバラの真似をしたり、「ツララ」をキャンデーのように手に取って舐めたり子供の遊び道具にもなっていたものですが今では茅葺の家はなつかしい風景となってあまり見かけることがなくなりました。それでも寒い地方では冬になると「ツララ」を見ることがあります。この「ツララ」で住宅の性能がわかる・・・といったら「?」だと思います。

日経ホームビルダー8月号に掲載されました。

日経ホームビルダーの8月号に特集記事として松尾さんの「しくじらないエコハウス」の特集の掲載されました。掲載内容については日経BP社に著作権があるため、詳細に触れれませんがエコハウス造りには必読です。また、84Pには弊社古川代表の連載記事「高断熱高法の〇と☓」も掲載されました。興味のある方は日経BP社にお問い合わせ下さい。

日経ホームビルダー5月号に掲載されました。

日経ホームビルダーの5月号に連載の第一回目として「高断熱住宅の〇と☓」で掲載されました。掲載内容については日経BP社に著作権があるため、詳細に触れれませんので興味のある方は日経BP社にお問い合わせ下さい。

断熱リフォームも通気層工法で

これまでの壁構造は、外壁そのものにいくつもの多くの機能を持たせていました。このため、外からの水に対しての防御は徹底的にコーキング等でシールするしか防水に対して効果は望めませんでした。木造住宅の損傷が大きくなる理由には通気層がない壁構造には内部結露等の大きな問題があることがわかってきました。外壁材そのものに過度の防水性を持たせると、シールが切れた時には、ポンピング現象と言って、風の圧力で水が壁の奥まで侵入してしまいます。外壁の性能は気密性能よりも高い水密性能が要求されます。