ストップ地球温暖化という言葉が表わすように、今、地球を取り巻く環境が危機的状態になっています。
この危機的状況を回避するためには、全地球的な取り組みを行い、あらゆる分野が力を合わせて行わなければなりません。住まい環境プラニング〈旧: 住環境 アルテ)は30年前からストップ地球温暖化に対応できる高断熱・高気密住宅を熱的環境の分野から省エネ住宅の研究、開発を行い普及活動を行ってまいりました。昨今の地球温暖化防止に対する関心の高まりや原油価格の高騰によって、省エネルギーの必要性が世界的に高まっていることは誰の目にも明らかです。とりわけ、石油などのエネルギー資源に乏しい日本では、産業・生活・交通など、あらゆる分野において省エネルギーを、「唱える」だけでなく、「実践する」ことがますます重要になってきました。

住まい環境プラニングは、このような社会の要請を真摯に受け止め、21世紀に相応しい、環境・省エネルギー住宅を世に提供することを目標に掲げて、旧:住環境アルテの名称を変更するなど、再出発することになりました。住宅における省エネルギーのための具体的な方策は、一に「断熱・気密」、二に「高効率設備」、三に「自然エネルギー利用」であります。これらを極めることによって、CO2排出量を現在の平均的排出量より50%以上少ない住宅を建てることは、現在の技術でも可能です。そこで住まい環境プラニングでは住宅を生業とする皆さん、あるいは、環境や省エネルギーに関心をお持ちの方々、環境・省エネルギー住宅の開発・推進・普及のために30年にわたる高性能住宅の設計・施工面の実践、経験をもとに断熱性能、気密性能の施工を科学的に高性能住宅の施工の技術指導を啓蒙活動をすることで、ストップ地球温暖化に建築の立場から寄与できる活動をいたしております。 住まい環境プラニング代表 古川繁宏